Dropbox、AI向けストレージ販売へTigris Dataを約3億5000万ドルで買収

元Uberのエンジニアが創業したS3互換オブジェクトストレージ企業を現金で買収し、AIモデルやエージェントの開発者向け新サービスDBX Agent Cloudの基盤にする。完了は2026年第4四半期の見込み。
なぜ重要か
Dropboxはファイル同期からAI開発者向けインフラ販売へと軸足を移し、Tigrisでエグレス料金なしのマルチクラウド型オブジェクトストレージを手に入れる。データを一か所に置きつつ複数社からGPUを借りるチームが対象で、Amazon S3の転送費がかさむ場面だ。DropboxはTechCrunchに、WSJが報じた先月の9%削減に続く人員削減は今回の買収では予定していないと説明。DBX Agent Cloudの価格とGPUクラウドとの提携継続が焦点。
要点
- 現金約3億5000万ドル
- 2026年11月3日に最終合意
- 11月5日にDBX Agent Cloudと同時発表
- 完了は2026年第4四半期の見込み
- Tigrisは元Uberエンジニアが創業
- Tigrisは昨年シリーズAで2500万ドル調達