メルク、Variational AIと低分子医薬品候補の設計で提携 総額最大3億4900万ドル
Variational AIはメルクの独自データで自社プラットフォーム「Enki」を微調整し、非公表の2つの標的に取り組む。契約一時金は非公表。
なぜ重要か
この契約は、大手製薬会社が公開データだけでなく自社データで学習させた生成化学に対価を払う流れを改めて示す。メルクは化合物の開発・販売の独占権を得て、MIT、カリフォルニア工科大、Google Research、Microsoft Research、D-Waveの研究者が創業したバンクーバーのVariational AIは候補が進めばマイルストーンを受け取る。金額は上限であり即時の現金ではない。微調整モデルが臨床に届く候補を生むかが試金石で、標的の公表や最初のマイルストーンが注目点となる。
要点
- 総額最大3億4900万ドル
- メルクが指定する非公表の2標的
- Enkiをメルクの独自データで微調整
- メルクが開発・販売の独占権を保有
- Variational AIはバンクーバー拠点